北朝鮮が8月28日に発射した
ミサイルの名前が判明しました!
『火星12号ミサイル』と言われる中距離弾道ミサイルです!
この火星12号ミサイル、値段や威力は
どれくらいなのでしょうか?
また高度や速度、軌道についても
調べてみたいと思います!
火星12号ミサイルの値段は?
まず、火星12号ミサイルの値段は
おいくらくらいになるのでしょうか?
北朝鮮が発射する弾道ミサイルには
大きく分けて3種類のミサイルがあります!
射程距離の短いものから
短距離弾道ミサイル・中距離弾道ミサイル
長距離弾道ミサイルの3種類
よく聞く名前で言うと
短距離弾道ミサイルが『スカッド』
中距離弾道ミサイルが『ノドン』もしくは『ムスダン』
長距離弾道ミサイルが『テポドン2』などです。
それぞれ射程距離が違うため
値段もスカッドが約2~5億円
ノドンが約3億5000万円
ムスダンが約13億~17億5000万円
テポドン2が約840億円と言われていて
今回発射された『火星12号ミサイル』は
中距離弾道ミサイルで2700km飛んでいることから
値段はムスダンと同じかそれ以上の
20億円近い値段になるのではないかと思われます。
火星12号ミサイルの威力は?
次に火星12号ミサイルの威力についてですが
これは未知数としか言いようがありません!
火星12号ミサイルは弾頭部分の交換ができるため
それが現代の技術で開発された核であれば
アメリカが広島・長崎に落としたもとは
比べ物にならないほどの
甚大な被害がもたらされることは言うまでもありません。
今回は北朝鮮から2700km先の太平洋に落下しましたが
火星12号ミサイルの射程距離は約5,000km
と言われているため
グアムにも十分に届く距離です。
これは日本だけでなく、アメリカにとっても
見過ごせない脅威だということが示された証拠です。
火星12号ミサイルの高度や軌道と速度は?
次に火星12号ミサイルの高度や軌道と速度についてですが
8月29日に発射された火星12号は
「最小エネルギー軌道」とも呼ばれる
低めの軌道で発射されています。
低めと言っても最高高度約550mで
北海道の上空を超えて行ったことになります。
また、速度は約14分で2700km飛んでいることから
秒速2~5kmの速度で飛んで行ったと考えられます。
実は火星12号ミサイルが発射されたのは
今回が2回目で、1回目は5月14日に発射されています。
この時は、北朝鮮から約800kmの海上に落下しているのですが
最高高度が2000km超といわれる
「ロフテッド軌道」で発射しているため
約30分間飛行して海に落ちています。
この為、ニュースなどでは騒ぎになったものの
Jアラートが発動することもなく
今回ほどの騒ぎにはなりませんでした。
ですが、北朝鮮側からみてみると
火星12号ミサイルのロフテッド軌道と
最小エネルギー軌道の両方の軌道での
発射実験に成功したということになりますので
日本はもちろんアメリカにとっても
脅威が増したことは言うまでもありません。
もし北朝鮮が日本を標的にミサイルを発射した時に備えて
我々が事前にできることといえば
防災グッズなんかを揃えておくことくらいでしょうか^^;
火星12の読み方は?
ここで火星12号ミサイルの読み方が
気になっている人もいるようなので
紹介したいと思います!
日本語の読み方はそのまま『かせい12』になります。
朝鮮語の読み方になると『ファソン12』になります。
朝鮮語の表記は『화성 12』になるようです!
火星12号ミサイルの脅威!
火星12号ミサイルはこれまで北朝鮮が保有してきた
中距離弾道ミサイル『ムスダン (火星10) 』の
新型ミサイルになるもので
新しい液体燃料エンジンを使用したことで
500kgの弾頭を乗せた場合の射程距離は5,000km
倍の1トンの弾頭を載せた場合でも射程は3,000kmと
日本を余裕で吹っ飛ばしかねない脅威を持った
中距離弾道ミサイルということになります!
また、主エンジン4基の構成にすることで
火星12号ミサイルの射程は、13,000kmまで伸ばすことができ
アメリカ本土も余裕で射程にとらえてしまう
ICBM(大陸間弾道ミサイル)にもなってしまうそうです!
すでに北朝鮮は世界にとっての
脅威になたということなんですね~
トランプ大統領がムキになる気持ちもわかります^^;
・まとめ
火星12号ミサイルの値段や威力
高度や軌道、速度など
8月29日の北朝鮮のミサイル発射で
気になることをまとめてみました!
中距離弾道ミサイルの火星12号の値段は
推定になりますが、約13億~17億5000万円以上!
威力は搭載する弾頭次第になるので未知数ですが
射程距離が1トンの弾頭を搭載したとしても
3,000kmもあるため
日本全土を余裕で吹っ飛ばすだけの威力をもった
弾道ミサイルと言えそうです。
また、エンジンの構成しだいでは
射程距離を13,000kmまで伸ばすとが出来るため
北朝鮮は日本だけでなくアメリカ本土も狙える
脅威を持った国になったと言えます。
金正恩は今後も、火星12号ミサイルを
太平洋に発射すると言っているため
これからの米朝関係がどうなるのか?気になるところです^^;
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