火星14号ミサイルの飛距離や威力はどれくらいなのか?
価格や高度・速度がとんでもないといわれる
北朝鮮の弾道ミサイル「火星14号」
北朝鮮国内では新たなミサイル発射に向けて
着々と準備を進めているようです!
現在発射準備中のミサイルが
「火星14号」なのかはわかりませんが
火星14号ミサイルはどんなミサイルなのか?
紹介したいと思います!
火星14号ミサイルとは?
北朝鮮 「火星-14型発射動画 (화성14형 발사 동영상)」 KCTV 2017/07/05 日本語字幕付き https://t.co/csrUiGAzCe via @YouTube.,..D.D,D.,
— ANGEL LEBLANC (@XGAMMA999) 2017年9月7日
火星14号とは北朝鮮が開発した
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の名称です!
読み方は「かせい14」「ファソン14」
朝鮮語では「화성-14」となるようです。
北朝鮮はこの火星14号ミサイルを
2017年7月4日9時39分頃に
平安北道の亀城という場所から発射
この時は約40分間飛行したあと
日本海の日本の排他的経済水域内(EEZ)に落下しています。
火星14号ミサイルによる被害などはなかったのですが
日本の排他的経済水域内に落下したことと
アメリカ本土にも届きうる
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に
北朝鮮が成功したと発表したことでかなり話題なりました。
北朝鮮はこの火星14号ミサイルを
2017年7月28日23時41分頃にも発射していて
この時は約47分後に日本の排他的経済水域内に落下してます。
すでに北朝鮮は火星14号ミサイルの発射実験を
2回行っていることになります。
火星14号ミサイルの飛距離や高度がヤバい!
前回まではこの通り、火星14と同様にトランスポーターと切り離していたんだけど、今回はムスダンと同じくTEL式だ。 pic.twitter.com/RSaPdwLqwE
— 因幡のよっちゃん(CV・内田真礼) (@japanesepatrio6) 2017年9月16日
この火星14号ミサイルは大陸間弾道ミサイルなので
アメリカ本土も射程に収めることができ
飛距離は8,000km以上といわれています。
2017年7月4日に発射した火星14号ミサイルは
ロフテッド軌道といわれる
通常より高く打ち上げる発射方法を使い
高度2,802kmまで打ち上げられた後
日本海に落下しています。
このため飛距離でいうと933kmほででしたが
通常の軌道で発射した場合は
北朝鮮から8,000km以上の飛距離となると
ハワイやアラスカ全域を射程に収める射程をもったミサイルと言えます。
また、2回目の発射実験でもロフテッド軌道で
高度3724.9km、水平距離は998kmと
1回目の火星14号ミサイルにくらべて
高度で923km、水平距離で65kmも伸びていて
これを通常軌道の飛距離に換算すると
火星14号ミサイルの飛距離は
9,000kmから10,000kmになるため
ロサンゼルスやシカゴなど
人口の多いアメリカ都市部を射程に収めるミサイルを
北朝鮮が持ったということになります。
これほどの飛距離があれば
日本全土を余裕で射程に収めることが出来ますので
日本人はもしもの時に備えて防災グッズなど
事前に準備をしておいた方がいいと思います!
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ちなみに高度が3724kmなんてどれほどの高さなのか
まったく想像もできませんが
国際宇宙ステーションの高度が約400kmときくと
火星14号ミサイルがどれほどとんでもない高さまで
飛んだのかがなんとなく想像できるかと思います^^;
火星14号ミサイルの速度は?
それから火星14型(ICBM 大陸間弾道ミサイル) pic.twitter.com/83cKkMPra0
— 金正恩 (@KimjongunNokore) 2017年9月28日
次に、火星14号ミサイルの速度ですが
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の速度は
秒速で約8km、時速は約28,000km
というとてつもない速度で飛んでいます。
北朝鮮は今年に入り、二度も北海道上空を通過する
弾道ミサイルを発射していますが
これだけの速度で飛んでいくミサイルを
肉眼で確認することはほぼ不可能といえます。
この時のミサイルは火星14号ではなく
「火星12号」という中距離弾道ミサイルになりますが
⇒ 火星12号ミサイルの値段や威力は?高度と速度がとんでもない!
通常の軌道で発射された火星12号ミサイルでも
高度が約550kmもありますので
やはり地上からは肉眼で見るのは不可能です^^;
火星14号ミサイルの威力は?
俺の火星14型(ICBM 大陸間弾道ミサイル)そんなに欲しいのか? 🚀🎁 偉大なる北の将軍様の金正恩からのプレゼント pic.twitter.com/EdFLE9GQ0T
— 金正恩 (@KimjongunNokore) 2017年9月14日
ではもし火星14号ミサイルが
日本やアメリカに着弾した場合
どれくらいの威力があるか?ということですが
これは火星14号ミサイルが発射される際に
弾頭に搭載される爆弾が
核なのか?生物兵器なのか?など
種類によって火星14号ミサイルの威力がきまりますので
はっきりとしたことは言えません。
そこで、核弾頭を搭載したミサイルが
東京に着弾した場合をシュミレーションした
動画がありましたので
こちらを見ていただけると
どれくらいの威力があるのか想像できると思います。
動画の中では着弾地点が東京駅上空としています。
東京駅を中心に、6km圏内は
熱線と衝撃波の影響で人や建物もほぼ消滅。
34kmはなれた場所でも
熱線や衝撃波の影響でガラスが粉砕。
人間は生き残れたとしても
深刻な火傷で重傷を負うことになります。
火星14号ミサイルの威力は搭載される弾頭しだいで
日本が壊滅してしまうほどの甚大な被害をもたらす
威力を持っていることは間違いありません。
火星14号ミサイルの価格は?
最大高度770㌔、3700㌔飛行した模様、前回発射した火星12型か、新型の火星14型の可能性も。 pic.twitter.com/hORuVF20zw
— 安倍総理を応援。 (@faceoff1103) 2017年9月14日
北朝鮮は2017年だけでもかなりの数の
弾道ミサイルを発射していますが
ミサイルを一発発射するにも
それなりのお金が必要なわけです。
火星14号ミサイルの価格は
いったいいくらいなんでしょうか?
当たり前ですが、北朝鮮がミサイルの価格を
自ら公表するわけがないので
正確な火星14号ミサイルの価格はわかりませんが
アメリカが過去に開発したICBMミサイル
「ピースキーパー」の価格は約70億円なので
火星14号ミサイルも同じくらいの
価格なのではなかと思われます。
経済制裁の圧力が高まる中
それでもミサイルの発射実験を辞めない北朝鮮。
いったいどこからミサイルを開発したり
発射したりするお金が出てくるのか不思議です^^;
・まとめ
火星14号ミサイルの飛距離や威力
価格や高度・速度など見てきました!
北朝鮮は10月中にも、弾道ミサイルを
発射するのではなかと言われていますが
今回は火星14号ミサイルもしくは
SLBMミサイルではないかと言われています。
火星14号ミサイルはアメリカ本土も射程に収める
大陸間弾道ミサイル(ICBM)といわれていますので
また、日本上空を通過することになるかもしれません。
日本を狙っていなかったとしても
火星14号ミサイルの一部が
日本に降ってくるなんてことも考えられますし
失敗して日本に落ちてくる
なんてことも考えられますので
もしもの時に備えて事前の準備をしておいた方が
いいかもしれませんね。
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