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突然の母親の死

2019年11月13日、真壁杏南は自宅で自らが出演したテレビを見返す。

そこに娘のケイトが一時的に帰宅してきた。

週刊詩の記者のケイトは忙しく、再び会社に行くと伝えてくる。

そして、週刊イーストを母親に渡した。

慌ただしく出社したケイトは上司の岩谷進から声を掛けてくる。

会議室ではケイトの上司の黒川を中心に打ち合わせをしていた。

遅れて参加したケイトは、徹夜でスクープを撮った事を口にする。

アブラガニについて熱く語り、社長に取材した録音を同僚達に聞かせた。

そこに電話が入り、母親が倒れて病院に運ばれた事を知る。

くも膜下出血と聞き、急いで病院に駆け付けたケイトは母親に話し掛けた。

意識が朦朧とする中で、「言っておきたいことがある」と口にする。

ケイトの父親がハリウッド俳優のキヌリ・リーブスキアと明らかにした。

信じる事が出来ないケイトをよそにそのまま意識を失い、亡くなってしまう。

予期せぬ母親の言葉に戸惑いを隠せない。

証拠らしきものが見つかる

ケイトは葬式の打ち合わせで慌ただしくしていた。

母親の遺影は、同僚の由一郎が撮った写真を使う。

「良い写真だね」と同僚で彼氏の野中春樹が現れた。

野中はケイトを心配して、岩谷に相談を持ち掛ける。

葬式が始まり、喪主のケイトの横に黒川と岩谷が横に並ぶ。

親族のいないケイトの事を野中は、気に掛けていた。

葬式が終わり、ケイトは野中に母親に言われた事を話す。

野中はジョークだと言って、2人は笑いあった。

帰宅しようとする野中にケイトが思わず抱きつく。

ケイトは母親の部屋に入って、過去に受けた取材の記事を見る。

そのまま、遺品を整理しているとある封筒から写真が出てきた。

そこにはキヌリ・リーブスキアと撮っているツーショット写真が見つかる。

急いで彼の事を調べて、母親との過去の経緯を推測していく。

詐欺の事件のネタ

11月20日に岩谷を中心に会議を進めていた。

そこに忌引きで会社を休んでいたケイトがやってきて、同僚達は驚く。

会議中の部屋に入っていたケイトは、詐欺の事件のネタを岩谷に明かす。

ある高齢女性が架空の人物に騙されている事を知り合いから聞き、被害者の息子とも会って詳細を確認していた。

ケイトは急いで被害の女性に会いに行く。

茶道教室を営む多賀笑子が今回の事件の被害者で、ケイトは入門する。

何も言わずにお菓子が出てくるが、作法が分からず戸惑う。

慣れない正座で足が痺れてきたケイトは沈黙の時間が続く中で、何かが聞こえてきた。

それは笑子の携帯の着信音のようで気になるケイトは話し掛ける。

自らのペースに持ち込みたいケイトだったが、笑子は手強かった。

席を外した笑子は別室で携帯を見て、やり取りをしているチャールズからの連絡が喜ぶ。

すると物音がして、ケイトの元に駆け付けると足が痺れて倒れていた。

会社に戻り、黒川に相談して取材の続投の許可を得る。

そこにアラスカから帰って来た尾高が現れた。

母親の事を聞き、ケイトは写真の遺影の事を伝える。

2人が話をしている姿を同僚達は見ていて、お似合いだと感じていた。

実は2人は以前付き合っていて、野中もその様子が気になる。

ケイトは尾高から星座の際、ガムテープを使うようにアドバイスを受けた。

尾高は線香をあげたいとケイトの家に行く事になる。

仕事が終わり、線香をあげた尾高にケイトが感謝した。

尾高は袋から親子の写真を出して、ケイトは涙を流す。

そして、帰宅しようする尾高だったが「聞いて欲しい話があるの」と、キヌリ・リーブスキアの相談を受けた。

ケイトが経緯を説明すると、尾高は意外と肯定する。

更に良い話だと言って信じるように口にした。

車で帰宅中の尾高は何か思い出す。

予期せぬ事を知る

別の日、茶道の練習に来ていたケイトは一からマナーを教わっていた。

バレないようにガムテープを使いながらお辞儀の練習をしていると、聞き覚えのある音が耳に入る。

そして、1人で練習するようにと言い残して席を外した笑子は別の部屋に行く。

携帯を見た彼女は、急いで別宅に移動する。

別宅のパソコンでメッセージを和訳すると笑子はチャールズが怪我を負った事を知った。助けて欲しいとお金を要求されて、ネット銀行から振り込もうとする。

作業途中でバグが起きてしまい、動揺する笑子はこっそり覗いていたケイトの存在に気付き、パソコンを直すように頼む。

ケイトはチャールズの存在を明らかにして、振り込め詐欺だと説明する。

しかし、笑子は信じずに騙されていると思っていない。

ケイトが週刊イーストだと明かすと、笑子は週刊誌の記者を批判して破門を言い渡す。

追い出されたケイトは笑子の家を後にする。

自宅に戻り母親の遺品を整理するケイトはある書類を見つけた。

そこには指輪が入って、中には刻印を見つける。

ケイトは購入した店に足を運び、当時の事を聞き出す。

購入者は乃十阿徹という人物で一度耳にした事があった。

携帯で調べようとすると黒川から取材の催促を受ける。

再び笑子の自宅に行くが留守で、外で帰りを待つ。

その間に先程の事を調べるとある事件が目に入る。

それは乃十阿が無差別殺人犯であり、自らが殺人犯の子供だという可能性だった。

衝撃を受けたケイトは自宅に戻って、1人でいると野中がやってくる。

野中はケイトを落ち着かせて、事情を聞こうとした。

プロポーズを受けるケイト

ケイトは自らがキヌリ・リーブスキアの子供ではない事を何度も口にする。

その先の話が出来ずにいると「結婚しよう」と突然、野中がプロポーズした。

野中はケイトの事を受け止める覚悟を見せる。

そして、2人は話を整理していく。

出生や事件を振り返り、あらゆる事が繋がる。

ケイトは改めて結婚について尋ねると、野中の気持ちは変わってなかった。

翌朝、昨夜の事で浮かれるケイトは母親の仏壇の前で手を合わせる。

そこに野中が起きてきて、2人は見つめて笑顔を浮かべた。

ケイトは笑子のとこに行き、先日の事を謝罪する。

笑子と恋の話がしたいと伝えると、そのまま中に誘導された。

お茶を飲んでいるとパソコンが直って送金した事を笑子から聞く。

愛をお金で買ったと共感するケイトは、愛の言葉を買うように勧める。

「素敵な人生だ」と言って、改めて謝罪した。

笑子は朝、目が覚めると生きていくのを憂鬱に感じていていたが、何十年間ぶりに気持ちが高ぶっていた。

ケイトは今回の出来事を記事にするよう頼むと快く承諾する。

幸せからの絶望

記事は会社内でも話題になり、岩谷は恋を熱く語って「良い記事だ」と褒めた。

11月27日、ケイトの記事は世間でも話題になる。

記事を見ていたケイトに尾高は声を掛けて褒めた。

ケイトも尾高を褒めて、「ちょっといい」と場所を移動する。

別室に移動して、結婚の事を伝えると尾高は祝福した。

するとケイトは乃十阿を撮った写真の事を尋ねる。

尾高は忘れたと言い張るが、ケイトは真実を聞こうと迫った。

そこに同僚が来て、真実を聞く事が出来ずにため息をつく。

その後、資料室に行き過去の記事を確認する。

帰宅したケイトが夕ご飯を食べていると野中が訪ねてきた。

「話がある」と言い、重い雰囲気になる。

ようやく口を開き、「やっぱり結婚は無理だ」と言ってきた。

彼は子供が出来た時の事を心配して、「ごめんなさい」と鍵を置いて帰っていく。

ケイトは突然の出来事に茫然と立ち尽くす。

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